腎臓の機能が低下して治療中の母親が、合併症と思われる尿毒症のような症状(おう吐、ゲリ)を発症し、かかりつけ医に緊急で診察していただきました。

2015722 むくげの花

基本的に尿毒症ではゲリは関係ないらしく、胃腸障害だったらしいです。
しかし尿毒症による「貧血」が治まらず「心房細動」もあって専門の医療機関に入院して徹底的に治療することになりました。
「貧血」に於いては「輸血」を要するほどの数値で油断が出来ない状態らしいです。
 心臓が大きく「心房細動」」の他、右心室と左心室の動脈が微量に漏れているそうで、これはおそらく腎不全の合併症とは別のものであろうとのこと。
いずれにしても、腎臓の機能低下は心臓にものすごく負担をかけるため、腎臓の機能を補う「透析」を始めて行く段取りも今回の入院の目的となりました。
今月で90歳となる母です。
さすがに「血液透析」は老体に負担がかかり過ぎてしまうため選択肢から外します。
そして身体に負荷が少ない「腹膜透析」を行う事になりました。
「腹膜透析」とは、透析液を身体の「腹膜」に入れて、この透析液によって血液中の毒素を清々する(本来ならば腎臓が行う仕事)治療法です。
 実は3年前、尿毒症と思われるおう吐などの症状があったため、緊急手術で「腹膜透析」を行うための準備として、カテーテルを腹膜にいれる手術(とりあえずすぐ使わないので体内にしまってあります)をしてありました。
3年経過して、カテーテルの端を身体から出す処置を行い、カテーテルが使用できるかどうか始動検査をしてみたところ、体内(腹膜)側で詰まってしまっていることが判明しました。
手術をして下さった外科のドクターが、「3年間体内にしまってあったのは僕も初めてです」とおっしゃっていました。
通常はどんなに長くても1年以内に腹膜透析を開始するため、体内からカテーテルを出して始動するものだけど、3年もの間「透析」を必要とするに至らなかったことになります。
外科、内科、麻酔科、のドクター達が口を揃えて、「お嫁さんがお義母さんの食事管理を徹底的になされていたからですね、すごいことですよ」と家内を湛えてくださいました(笑
塩分、たんぱく質、は極めて少量しか食べられません、腎臓機能が低下すると血栓が出来やすくなり脳梗塞や心筋梗塞の合併症が心配されるため血液をサラサラにする薬がかかせません。
この薬に対し「葉物」などの青物野菜に含まれる「カリウム」を食べることも禁止されていました。
年寄りが大好きな「お茶」も飲めません!
何を食べても「まずい」という顔をしての食事が3年続きました。
 さて、3年前にせっかく手術をして体内にカテーテルを入れてあるのに詰まってしまって使えません。
ここで選択肢として、手術をしてカテーテルのつまりを取り払い、予定通り腹膜透析を行うとした場合、心臓がかなり弱っているため「麻酔」による身体の負担がとても大きくドクターも眉をよせている状態です。
もう一つの方法として、麻酔が心配だから手術はせずに「血液透析」に切り替えて「貧血」を緩和させるか、どちらにするかドクター陣と相談をしておりました。
すると当の本人が、「手術しようよ、大丈夫だよ」と言い出すじゃありませんか。
状況は本人もよくわかっています、もしかして麻酔から覚めないかもしれない事を。
しかしそれよりも「美味しいものが食べたい」の欲望が90歳の口から手術の要求を発せさせたのでした。
「腹膜透析」が順調に始動が開始すると、血液中の毒素の浄化能力が上がるため「食べ物の制限」がかなり緩和されます。
それを知っているから、おとなしく入院しているのですよ。
仮に手術がうまくいっても、その後「腹膜透析」が上手く可動しないケースも個人によってはあるらしく、私たちはそこまで視野に入れて検討しているのに、本人は「絶対上手くいく」としか思っていない。
恐ろしき大正生まれ…
 一晩時間をいただきドクター陣と別れ、相談できる人に片っ端から電話をしてみた。
楽楽屋のお客様の中に「腹膜透析専門」の看護師さんがいらっしゃいます、失礼と承知して相談させていただきました。
「血液透析は90歳のおばあちゃんにはさすがにかわいそうよ、手術で大丈夫だと思いますよ、設備の揃った大きい病院だもの」とお言葉をいただきました。
ドクター陣の都合で翌日が手術です、このトントンとした流れも決して無駄にしてはいけない気がする、流れに逆らってはいけない気がする。
“げんを担いで”明日の日和を調べると、なんと「天赦日」年に数日しかない開運日だって(笑 これはもう手術しかないでしょ!となりました。