お書道を習い初めて10年経ちました
10年前の2月の天気が悪くて寒い日に整体の患者さんが少なく、ボーッとしていた時に何となく「お書道を習おう」と思いつきました。
それは「いつかお書道を習おう」と以前から思っていたわけではなく、突然習おうと思ったのです。
なぜ、そう思ったのか。
私がもとめたのは「年齢相応の落ち着き」と言うか「年齢相応の字」かな。
10年前は、”相当集中しないとお書道は書けない”と思っていたので、自律神経のバランスと集中力が更に身につくかなと考えたのでしょう。
そして「姿勢」も良い状態が保てるかなと考えたのだろうと思います。
筆を持つことで、指や手首を動かすことで、将来「ボケ」にくくなってくれたら良いとも考えたかな。
私は、好きになったもの、興味のあるものに於いては、相当集中して練習をします。
これは性格ですね。
やってみて面白くなければすぐに止めます。
とりあえず1,500円の筆と1,000円の墨汁と100枚で500円の紙と700円の下敷きを買って習い始めました。
硯と文鎮は娘たちの小学校の教材です。
私のもありました(^^)
茂原市内で教室を探したのですがパッとせず、ある日整体の患者さんがお書道を習っていることを知り、詳しく伺いました。
保育士さんをやられている彼女は「大きくてきれいな字を書きたい」らしく、それは保育園での催し物などにも重宝するそうなのです。
「なるほど!」
同じ教室にしました(^^)
3年目頃に「過渡期」になり、全く上達しなくなり「この先どう学べばよいのか?」分からなくなり、指導者にも士気を感じられず、指導者を変えました。
すると次の指導者は「いつになったら芸術的な字が書けるようになるのか」と悩んでいた私の心を見抜くかのような「指導方法」です。
今の師匠に出会った日に、最初に言われた言葉です。
師:「もっと大人らしい字を書きましょう、このままでは”楽しくない”でしょう」。
そうなんです、楽しくないのです。
そして、書道を習い初めて3年も経っている大人の私に、筆の持ち方・筆の倒し方からの指導でした。
この他に、筆を押さえつけるように書く・筆の毛先を広げるように書く・筆の毛をよじって細くて強い線を書くなどの指導を受け、未知との遭遇でした。
お書道の段位は国家資格では無く、あくまでも所属している「会派」の指導書の課題に基づき審査されるものです。
私が所属している会派は「書道芸術院」です。
この会派では最高段位が五段でその上が「準師範」そして最高位が「師範」です。
現在私は10年も習っているのに4年連続「準師範」から昇級できません。
最近、また少し楽しくない気分です。
続けることに意味があると思うので、泣き言を言わずにもう少し続けます。
歳と共に我慢が苦手になった気がします(/ω\)
画像は「隷書」です、謎深い字です。