猪突猛進とイメージされるイノシシさん
なぜイノシシが干支になったのか調べてみました。
お手本の中国では豚が干支だそうです。
干支が日本に伝来した6世紀頃は、日本に豚がいなかったそうです。
で、”豚に似ているイノシシでいいじゃん”という乗りでイノシシが干支になったそうです。
その後、日本に豚が生息するようになっても、”一度決めた事を簡単に替えない日本の政府”の体質が今に残ったのでしょう。
なにかに於いて、わき目も振らず真っすぐに突き進む様を猪突猛進と例えます。
または、良いペースで実力が伸びていく人のスポーツや勉強・昇進・事業開拓に至るまで猪突猛進という言葉が適用されます。
逆に周囲の人の意見や忠告を聞かず、滅多やたらに突っ走り、危険や失敗を招く人にも適用されます。
良い意味、悪い意味、どちらが正しい摘要なのか?
これも調べてみましたところ、基本的には若さゆえの荒削り、向う見ずに後先の事を考えずに突き進む人を例えるそうなので、悪い意味となりますかね!
しかしイノシシという生き物の生態を調べてみると、非常に警戒心が強く、慎重な生き物だそうです。
私達が野生のイノシシと実際に出合う機会は少ないですが、私達が知る限りでは、野生のイノシシがうっかり迷って市街地に入り込んでしまって慌てているニュース映像ですね。
車に激突したりガラス戸に激突したり可哀想です。
パニックになればどんな動物でもああなると思います。
それだけ身近に生息しているのです。
ちなみに私達の暮らす千葉県茂原市は、長生郡睦沢町,長柄町,長南町,いすみ市,山武市そして千葉市緑区の深い山林と隣接しているため、朝夕の通勤時に車で出食わす方がたくさんいらっしゃいます。
長南町にお住まいの患者さんの旦那さんは50ccのバイクでイノシシと衝突して救急車で搬送されたそうです!
もし日本の山林に野生の虎や象がいたら、やはり同じかそれ以上の被害があると思います。
本来のイノシシは滅多やたらに突っ走るのではなく、慎重に警戒し、走っても急な方向転換も巧みに出来る迅速な生き物だそうです。
猪突猛進はイノシシにとって少し失礼かもしれませんね(笑
イラストは私が描きました(^^ゞ