冬の頭痛

「夏頃は先生に整体施術していただいて頭痛が治まっていたのですが、12月頃から1週間に3日位頭痛になってしまって、会社を休んだ日もありました。
心配になって脳外科でMRIを撮ってもらったのですが、異常は無いと言われました。
やはり肩こりや首の疲れが原因なのでしょうか?」

千葉市緑区からお越しの、50歳代の女性よりご相談いただきました。

一昨年の夏頃から娘さんの紹介で2週に1度位のペースで施術にお越し頂いています。

”週初めの月曜日に頭が痛くなる”という休み明けに多い自律神経の緊張による頭痛が定番の彼女は、昨年の12月頃から特に酷い頭痛に悩まされています。

二十四節季 雨水に飾るお雛様 楽楽屋の受付お若い時からの頭痛のため、首・肩周囲の疲労による緊張型頭痛をはじめ血圧の変動による頭痛、血管の伸縮による頭痛と様々なパターンをお話しています。
最近では、寒暖差で発症する「冬の気象病」などという病名も登場してきました。
そして最初にお越しになったのが夏場だったため、水分不足によって血液がドロドロになって血行が悪くなり頭痛になるお話もしました。
あれ以来、頭痛のたびに水分のお話は必ずしています。
だからこの50歳代の女性の頭痛の原因は、水分不足という疑いは抱きませんでした。

仕事柄眼精疲労もあるため、眼鏡も新調して試しています。

「眠れない」という事はなく、22時半頃から朝6時までぐっすりだそうです。

施術の度に肩も首もスッキリして軽くなっています。

何故頭痛が酷くなったのだろうと、私も原因に悩んでおりました。


「最近、寝ていて喉がイガイガして目が覚めるんで、耳鼻科に行って検査を受けたけどストレスだと言われました」と思い出したようにおっしゃいました。

以前、脳梗塞になった方の後遺症の施術で、同じ事を聞いたことがありました。
その方はとにかく水分を飲むことが嫌いで、「飲む物といえばコーヒーとスープくらいだった」とお話されていました。
脳梗塞になってから、医者に「水をたくさん飲め」と言われているけど、中々そうはいかないそうです。
「でも、最近は寝る前に水を飲むようにしている、飲まないと喉がイガイガするんです」とおっしゃっていました。

関係があるかどうかわかりませんが、同じ気がしてなりません。

もう一度しつこいようですが、50歳代の女性と「水分」のお話をじっくりしてみました。

夏は仕事に行く時に1リットルの水筒を持って行って殆ど飲むようにしている。
夕食時に麦茶を飲むようにしている。
翌朝は朝食時にお茶を飲んで出掛ける。
休みの日はあまり動かないので、喉が乾いたら麦茶を飲む程度です。
「休日の水分が少ないから翌日の月曜日に頭が痛いのかな? と、私なりに勝手に仮説を立ててみます。

現在の冬は、仕事に行く時に水筒を持って行かない、昼食時もお茶を一口二口。
夕食後にお茶を飲んだり飲まなかったり。
翌朝は朝食時にお茶を飲んだり飲まなかったり。
休みの日は、殆ど水分を飲まない。
睡眠前はトイレに行きたくなるのが嫌なので何も飲まない→最近、喉がイガイガして目が覚める。

ということは20時の夕食後から翌朝の7時頃まで何も飲んでいない。

水飲んで無いじゃん、全然飲んでないじゃん。
というか、この頭痛は血管の恐い病気の危険信号では!!

只今彼女は水分補給に努めております。

冬は乾燥しています。
特に今年はすごく寒いため暖房が強いです。
身体は夏より乾燥しています。

気を付けましょう。

~~つづく~~

 

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