自律神経失調による起立性低血圧症

起立性低血圧症は身体の体位を変える時、とくに寝た状態や座っている状態から急に立ち上がった時に血圧が下がって、ふらつきやめまい、疲労感、動悸、目のかすみ、時には失神などを伴う病気です。

立ちあがる時に血液が重力に従って脚の方へ下がって溜まってしまい、血液が心臓へ戻る力が足りず、心臓から脳へ拍出される血液量が減ってしまうことが原因で起きます。

楽楽屋にお越しの患者様の例なのですが、夏場が特に増えています。
夏は血圧が低下するので、普段から血圧の低い方に表れやすい症状のようです。
おおよそ血圧の上が110で下が70位の人が、夏は90の50位になることがあります。

医療機関で漢方薬や低血圧治療剤・血管収縮剤などの治療があるそうです。


リラックスしているときや就寝時などは、自律神経の「副交感神経」で過ごしています。
そして朝、起きる時や昼間の生活時は「交感神経」が活発になります。
しかしこの自律神経のリズムが乱れ交感神経に切り替わらず、起きていても副交感神経が優位であれば血圧をうまく上げることができません。
朝起きられなかったり、午前中にやる気が出ないなどの症状も血圧に関与しています。

血圧が低くて朝起き上がることが大変なのに、ご主人やお子さんが早く出かけるため早起きしなければいけません。
なんとかお弁当と朝ごはんを作って送り出し、自分も出かけなければいけないのに、身体が動かない!
めまいのようなフワフワした感覚が続く。
このような症状の方が夏は多くお越しになります。

心臓から脳へ拍出される血液量が減っている状態で、「肩や首が強く凝っている」とそれだけで血液が脳へ届きにくくなってしまいます。
医療機関の治療と並行して、手技療法をためしてみませんか?

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