喉の痛みには原因がいくつもあります。
そのため、必ず専門医の診察を受けてください。
風邪の諸症状であったり、咽頭がんなどの重篤な場合も考えられる可能性もあります。
専門医は「耳鼻咽喉科」です。

専門医の診察を受けて異常が無いのに「喉が絞められるような痛み」を訴える方がいらっしゃいます。
「痛み」ほどでは無く「圧迫感」を感じている方は更に多いです。
数名の患者さんの喉から首周囲を触診してみると、おおよそ共通の原因が考えられます。
耳の後ろから胸にかけて繋がっている「胸鎖乳突筋」という、首のエリアでは比較的大きい筋肉が硬く凝っているのです。

耳の後ろから胸まで繋がる胸鎖乳突筋前傾姿勢でパソコン作業をしたり、育児中の方は赤ちゃんを前抱っこしたり、授乳姿勢だったり、胸鎖乳突筋の凝る原因はたくさんあります。
しかし喉の圧迫痛の症状に於いては、ここ5年間位で増えたように思います。
重い頭部を支える首の付け根に、負荷がかかる行為と言えば、やはり「スマホ首」が原因のように思います。

細い首の中で大きい胸鎖乳突筋が硬く凝ることで、敏感な喉の部分に圧迫が生じているのだと思われます。

放置すると
胸鎖乳突筋は耳の後ろから胸に繋がる筋肉のため、耳の後ろ部分の緊張が強くなると「頭痛」が発症する可能性が極めて高いです。
めまい・ふらつきなどの症状に至っている人も楽楽屋にお越しになっています。

そして胸まで繋がっている筋肉なので、喉の圧迫が食道を圧迫する可能性もあります。
それにより逆流性食道炎や食欲不振・消化不良を引き起こすことも考えられます。

肺と胃を隔てる横隔膜が緊張して呼吸が浅くなり、自律神経失調症どころか「うつ症状」になる恐れもあります。

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