聞き慣れない病名ですが、もしかしてあなたの身体に起きている症状と似ているかもしれません。

前傾姿勢で一生懸命仕事や勉強・家事・育児をする私達の身体は、年齢と共に腹筋や背中の脊柱起立筋力が低下してしまい、首が前に出た姿勢になりがちです。

スマホ首もこれと同じです!

すると首の下に位置する「鎖骨」に負荷がかかり「鎖骨が前転するように歪む」と手技療法では考えられています。

鎖骨が前転気味になると、鎖骨の下にある第一肋骨との間にある「胸郭」という部位が狭くなってしまいます。ストレートネックと自律神経失調症と胸郭出口症候群

この「胸郭」という箇所を通るように鎖骨下動脈・鎖骨下静脈があり、これらが鎖骨と第一肋骨との間で挟まれたかたちになり、神経障害と血流障害を引き起こしてしまいます。

主な症状として、手指・手首のしびれ痛み、首・肩・肩甲骨や胸周辺の疼くような痛み、そして腕を挙げる動作が苦しくなるなどです。

この他、この圧迫された状況が続くと自律神経が影響を受け、「頭痛やめまい」などを伴うこともあります。

動脈・静脈が圧迫されているため脳に酸素が運ばれにくく、激しい運動後や興奮するなどのきっかけで「過呼吸」や「パニック障害」に繋がる場合もあるそうです。


医療機関での保存的治療法

痛みを抑えるために消炎鎮痛薬や筋弛緩薬が処方されます。

そして腕を酷使せず、肩の周りの筋力をアップしましょうと生活の注意を受けます。

医療機関にもよると思いますが、ストレッチ法を教えてくれます。

五十肩とは症状が違い腕は挙げられますが、徐々に苦しくなります。

運動をしても効果を得ず、腕を1分ぐらいしか挙げていられないほど痛みしびれが強くなると、神経ブロックそして手術と言われてしまいます。


楽楽屋の手技療法での施術

整体術で全身の強張りを緩めていきます。

原因は鎖骨だけではなく、鎖骨に負荷がかかった全身の疲労・筋力低下と思われるので、委縮した身体をほどきます。

そして呼吸器・首・鎖骨の調整をして、カイロプラクティックとオステオパシーで胸郭出口を広げる施術をしていきます。

※施術後からまた普段の生活に戻ります。

スマートフォンを前屈みや背もたれにもたれた姿勢で見ていると、症状は良くなりません!

生活習慣の見直しは大切です。