子供の身体と施術

施術対象は小学生の高学年を基準としております。

その年齢以前に気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。

現代の子供達の身体に心配される症状を記載いたしました、ぜひ読んでみてください。

子供のロコモティブ(運動器機能低下)症候群茂原市の萩原公園で遊ぶ子供

子供の運動器機能障害が増えて来たということです。

①かかとを地面に着けたまましゃがめない。

②バンザイがきれいに(両腕を真っすぐ真上に挙げられない)できない。

③手首を反らすことができない。

などの小学生が多いそうです。

①の「かかとを地面に着けたまましゃがめない」という子はたしかに多いです、成人にも50代、60代の中高年の方にもいらっしゃいます。
これは、かかとを地面に着けてしゃがむ習慣がなかったからだと思います。
洋式トイレなど西洋文化の導入と関係があるのではないでしょうか、和式での「お便所の躾」が無くなりましたね。
②の「バンザイがきれいにできない」ですが、これも子供どころか楽楽屋にお越しの20代、30代の青年にも数名いらっしゃいます。
個人差はありますが、肩の関節に負荷を掛けてこなかった事に原因があります。
”両腕を真上に真っすぐに挙げる”という行為はあまり機会がありません。
おそらく、ラジオ体操などでも真っすぐ真上に挙がっていないのではないかと思われます。
これは、赤ちゃんの頃に「ハイハイ」をあまりしなかった事と関係があるようです。
手のひらをドタドタ突いて肩関節に負荷を掛ける、という骨格形成に必要な行動時間が少なかったのかもしれません。

そして最も驚いたのが③の「手首を反らすことができない」です。
手首を反らせないため、跳び箱をした小学生の両手首が骨折したそうです。
これは大変です、ただ事ではありません!
しかしやはりこれも「ハイハイ不足」が原因につながっているようです。

子供の身体バランスと赤ちゃんのハイハイ茂原の楽楽屋でハイハイする子供

子供は遊ぶことから多くを学習して育っていきます、成長過程の幼稚園児や低学年は頭が重いためよく転びます。
転ぶ時には本能的に手を出して頭を守るはずなのですが、その手が本能的に出ないという子供が多いそうです。
このことが実は赤ちゃんの頃の「ハイハイ」と、とても関係がある事がわかってきたそうです。
新生児のいらっしゃるご家庭では、ぜひ「ハイハイ」の期間をなるべく長く続けて頂きたいと思います。
もし生活環境が可能であれば、畳敷きの家具の無い部屋で、赤ちゃんの気になる獲物(おもちゃ)が低い位置に置いてあると、それを狙ってハイハイで進んでいきます。
ハイハイの姿勢は手のひらをつく事で肩の関節に圧がかかります、膝をつくことで膝関節が丈夫になる事はもちろん、股関節に強い圧がかかり、生涯大切な強い股関節機能が形成されていくのです。
更に、ハイハイは顔を挙げて獲物に突進します、丈夫な首をはじめ脊柱組織をつくります。
そして、お腹を下にして動物姿勢で動き回ることで、内臓のレイアウトも整うそうです。
ところが部屋の中に、ソファーがあり、テーブルがあり、椅子がありなど所狭しと生活に便利なものが置いてあると、赤ちゃんはテーブルや椅子の上の高い所に置いてある物が気になってしかたがありません。
この子は10ヶ月で立ったからきっと足腰が強い子だ、と言うのはきっと思い違いです。
ご家庭の環境を見直して「ハイハイ」をたくさんさせてあげてください。
私自身が長い腰痛から抜け出す時に心がけた事は、背中をはじめ各関節を常に柔軟にすることでした。
いつも動くはずの運動領域(可動範囲)を保つようにストレッチをしています。
赤ちゃんのハイハイは身体作りの本能だと思います。

乳幼児のビタミンD欠乏性 くる病

茂原の楽楽屋で寝ている赤ちゃん21世紀の時代に「くる病」とは突然の病名にピンとこない方も多いと思います。
「くる病」(骨軟化症)とはカルシウムが身体に吸収されず、骨が軟らかくなって変形するもので、症状としては、発育不全(低身長など)・手足の変形・歩行障害などがおこる病気です。
子供の頃の発症をくる病、成人の発症を骨軟化症といいます。
原因としては、カルシウムを骨に取り込むお手伝いをする「ビタミンD」の不足が主だそうです。
ではビタミンDをどうやって身体に取り込むのか、ですがその前になぜビタミンDが欠乏してしまうのかを簡単にまとめて記述させていただきます。
近年、若い女性の間でビタミンDが不足している方が増えているそうです。
これは皮膚ガンや白内障などの影響が指摘されて、日光浴は身体に害を及ぼすと言われるようになったため、外で日光に当たる「適度の日光浴」までも少なくなった事が原因と言われています。
しかし「適度の日光浴」は実はとても大切で、この「適度の日光浴」により皮膚でビタミンDが形成されるそうなのです。
ビタミンDが不足している女性が出産し、母乳で赤ちゃんを育てる。
近年、母乳だけで赤ちゃんを育てるお母さんが増えています、楽楽屋にお越しのお母さん達も出産した病院あるいは助産師さんの方針でなのか、母乳だけの方がとても多いです。
もちろんすべてのお母さんの身体がビタミンD不足というわけではありませんが、「母体の栄養のバランス」が悪いと母乳だけで育った赤ちゃんの身体の栄養のバランスも悪くなってしまいます。
ビタミンDを多く含む食材は、魚・卵・きのこ類ですが赤ちゃんはまだこれらを食べられません。
そして、乳幼児の過度の日光浴はいけない!放射能の心配などもあり、外で「適度の日光浴」をさせないご家庭が増えてきているのも否めません。
離乳食が始まり徐々にアレルギーなどの心配をするようになると、魚や卵はアレルギーがあるというお子さんが決して少なくないですね。
「適度の日光浴」をしないことで乳幼児の皮膚からビタミンDが作れず、食べ物からも吸収しにくくなると「欠乏性」となってしまうわけです。
実際に”ビタミンD欠乏型くる病”になったお子さんは、ビタミンDを身体に取り入れる薬の投薬を続けて、現在では根治したそうです。
ビタミンD欠乏性になると、多発性硬化症・Ⅰ型糖尿病・大腸ガン・乳ガンなどの発生頻度が高くなる、という報告もあるそうです。
「適度の日光浴」は身体に良い、というより必要なのです。
食べ物にアレルギーがあるお子さんは、栄養士さんに相談されますように。
1歳になっても母乳だけしか与えていないお母さんもいます。
6ヶ月になったら徐々に栄養バランスのよい離乳食を食べさせて欲しいと思います。
そして歩行器などを使わずにたくさんハイハイをさせましょう、身体の関節の形成に重要なことです!

虫歯と歯並びと脊柱側弯症茂原市の萩原交通公園で遊ぶ女性と子供

子供の虫歯が減ってきているそうです。
両親の意識が高く、子供が虫歯にならないように口腔のケアをマメに行っていることが良い傾向につながっているのですね。
永久歯が虫歯になると片側の顎で食事をするようになり、噛む力が骨格にストレスを与え、脊柱を歪ませる程の事態に繋がることもあります。
虫歯が減るのは良い事なのですが、「歯並び」の悪い子供が増えてきたそうです。
歯並びが悪いのは「遺伝」だから仕方がないと考えている親御さんが多いそうですが、実は子供の生活習慣による「後天性」の場合もあることに気付いていないのです。

生活習慣の1例を上げると、食事の姿勢です。
顎の筋力が低下していると「噛む」ことに対して大変なエネルギーが必要になります。
身体が左右のどちらかに倒れ、片方の肩が下がり、片側の顎で「噛む」ことを続けていく、そして顔はテレビの方を向いてしまう。
こんな「お行儀で」食事を続けていると、「脊柱側弯症」に進行してしまう場合も考えられます。
「脊柱側弯症」は「先天性」のものと、学童期や思春期などの成長と共に発症して進行する「特発性」のものがあります。
緩い側弯の子が上記のような姿勢で食事を続けていると、身体の左右どちらかに負荷が生じてきます。
おおよそ緩い側弯のカーブと同じ側に身体が傾いてしまうものです、その方が本人が楽というか居心地がよいのです。
気付かぬ内に緩いカーブ側に身体が曲がり、その姿勢が楽になり場合によっては脊柱側弯症に進行してしまいます。
「脊柱側弯症」が発症したら、整体と言う広い分野ではなく、カイロプラクティックなどの専門的な療法を検討されることをお薦めします。

お気軽にお問い合わせください。0475-22-7147

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