気分が冴えない、やる気が出ない、身体がだるい、下痢や便秘がつづく、病院で検査を受けても何処も異常はない。医師からは「ストレス」という幅広い表現で説明を受けるが、そのくらいのことは言われなくても分かっている。
とにかく辛い、この状態から抜け出したい。
このままの自分の状態を放置しておく事が不安でならない。
自律神経失調症、うつ病とは違う微妙な症状です。
医療機関での治療はいわゆる安定剤が処方されます。
しかし、安定剤を内服しても、症状が消え去って爽快な気分にはなかなかなれず、次第に安定剤が効かなくなって行きます。
心と身体 心の病と自律神経失調症
心療科の病気に対し、薬を徹底的に勧めるドクターと、薬を嫌いカウンセリングを中心とした治療を勧めるドクターがいらっしゃいます。
精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなどの理由から、脳に機能障害が起きて脳がうまく働いてくれず、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまうそうです。
そのため普段なら乗り越えられる程度のストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
心療科の治療は、精神(心)に問いかけるカウンセリングと、身体疲労や内科的に効力を期待する薬の併用、と考えればわかりやすいと思うのですが、実際には「脳の機能に触れる薬」が大量に処方されているケースがとても多いです。
この「脳の機能に触れる薬」が良いのか悪いのかは私にはわかりませんが、個人の思いで飲む量を減らしたり、勝手に止めてしまうと大変危険です、脳の機能に触れているのですから。
そしてこの「脳の機能に触れる薬」での治療は長引きます、こんなに沢山毎日飲んでいていいのかな?と不安になります、納得がいかなければ病院を変えてみるのはいかがでしょうか?
医療はドクターの器量で、全く正反対の治療になる事があります。
楽楽屋の症例
強い頭痛でお越しの20代の男性Sさんです。
茂原市内の心療内科の個人医で大量に薬を処方され、「絶対に飲まないと治らないぞ」と強い口調で念を押され、嫌悪感をも感じるドクターの態度に不信感を持ち続けていたそうです。
楽楽屋の施術に通って下さるうちに、私が「病院を変えたら?」という問いかけをしたところ、「なるほどそうですよね」とのお返事。
病院を変えるという簡単な選択肢に気づかない、あるいはそんな事をしていい物なのか考えても見なかったそうです。
Sさんは自分でインターネットで調べて都内の病院に2ヶ月ほど通い、全ての薬を止める事ができ、頭痛の頻度も軽減して、現在外資系の会社で頑張っておられます。
そして2ヶ月通った都内の病院のドクターが、「あなたはカイロプラクティックに行ってみたら?」とおっしゃっていたそうです。
さすが考え方が都会的?といったところでしょうか、発想が茂原近郊の医療とは全く違いますね(^.^)
病院を変える事で180度違う治療があります、しかし病院の情報は十分調べてから行かれますように。
病院の選択を誤って自律神経失調が深刻化してうつ病になった、というケースも伺っております。
自律神経失調症の症状
頭が重い、痛い・眠れない・めまい・喉の違和感・食欲がない・便秘・下痢・動悸・息苦しい(息切れ)・疲労感・足が吊る・しびれ・手足に力が入らない、女性では生理痛や生理不順、不妊症などもあります。
身体に感じる痛みが長引くと、「自分は何か治りにくい病気なのではないか」という不安感がいつもつきまとうようになります。
例えば、胃が痛いとします、最初は「いつも時々痛くなるからそのうち良くなるだろう」とあまり気にしていなかったのに、痛みが長引くと「ひょっとして胃ガンなのではないか」とネガティブに考えはじめ不安感が生じてきます。
するといつも胃が気になり始め、気になることで更に胃の痛みが大きくなってきます。
ことわざかもしれませんが、「胃腸は第2の脳である」と言われています。
それほど胃腸や内科の症状は心に不安を抱くものなのでしょう。
身体の症状が先に出て、それが心に影響を及ぼしてくる、その前に予防をはじめ何らかの手立てをしておきたいと思います。
楽楽屋の施術
楽楽屋ではカウンセリングなどの心の施術は資格を所持していないため行っておりません。
しかし、「身体」に発症する「痛み」は「心」と深く関係している場合が多く、あなたの生活習慣やお仕事内容など、ご迷惑でなければ出来る限りの情報を聞かせて頂くようにしております。
あなたのお話しを聞かせて頂くだけで20分程の時間を使う場合もあります、もちろん整体施術もいたします、そのため初回は少々お時間が必要になります。
0475-22-7147
ためしてみませんか、欧米のカイロプラクティック・オステオパシーと日本古来より伝承される医武術正体を融合させた、カイロオステ技法です。
心と身体をほぐし、自律神経を司る箇所の背骨にアプローチする施術を推奨しております。
良い医療機関と自律神経失調症
長生郡より楽楽屋にお越しになられたOさん60歳代の女性の症例です。
昨年の夏頃から自律神経失調症に悩み、1年間茂原市をはじめ長生郡内のすべての心療内科を受診し他に鍼灸、漢方、整体各所を転々と渡り歩きました。
始めてお会いしたときは、視線が一点に集中して眼球が動きません。
私の顔ではなく、私の顔の後ろの壁に視線を当ててお話されるのです。
そしてバッグからお薬手帳を出して、「6種類の薬を飲んでいるけど治らない」と訴えてきました。
今だからOさんの経過を記事に書けますが、最初は “この人の心”の何処から手を付けて良いか模索しながら施術でした。
主な症状は “パニック障害”と身体の中を虫がザワザワ動き回る感じ、そして大量の汗です。
勿論、不安になり眠れません、呼吸も浅いです。
初回の施術は身体への負担を軽くアプローチする施術を 気に入ってくれたようです。
背中の強張りを緩め身体が暖まるよう努めました。
あまり余計な事はせず、気心通う事を目標にしました。
遠方より千葉に嫁いで来られたOさんはご実家のお父様の容体が悪く、それが気がかりで眠れません。
しかし実家に行こうにも自分のパニック障害が心配で、公共の交通機関を利用する事が不安でならず、行きたくても行けない状態に更に不安が募ります。
早く良くなりたいご本人に、「焦らずゆっくり治しましょうよ」と声をかける事は禁句でした。
事情が事情の為、のんびりはできないのです。
楽楽屋に通いながら、あっちの病院、こっちの漢方と長生郡を飛び出し、いすみ市や九十九里町など情報を入手しては西へ東への毎日です。
その為か、2週に1度のペースでお越し頂いていたのですが、会うたびに顔色が違うのです。
漢方を飲み続けたら不安がどんどん押し寄せて来た。
あそこの診療所の先生は私の事を面倒がっている、などの妄想のようなものも仰っていました。
そんな思いを何度も体感して行くうちに、だんだんと「焦ってもしょうがない」とご自身から仰るようになってきました。
その頃には身体に表れる “虫が這いまわる感じ”や、”浅い呼吸”が大分改善されてきていました。
楽楽屋のお客様の中に医療機関関係の方もたくさんいらっしゃいます。
とある情報から都内にある心療内科の名前が上がりました。
これもご縁です。
Oさんはその心療内科に通い始め、6種類だった薬を2種類に減らしてもらい、そして3ヵ月後には遠方のご実家に飛行機で里帰りを果たしてまいりました。
いちばんデッカイ心配事が、少し安心できるようになりました。
そして今年の夏には身体に出る症状や不安がとても少なくなり、「こんな日が来るとは思わなかった」と私に穏やかな目でお話くださいました。
心ある良い医療とご自身の治癒力の勝利です。
発症より丁度3年です。
現在、楽楽屋の患者様数名が同じ心療内科に通っております。
薬てんこ盛りの医療はコワいですね!