災害時優先通信
災害時優先通信とは、災害の救援、復旧や公共の秩序を維持するため、法に基づき各種機関等に、提供されているサービスで、一般電話が通じなくてもこの電話は通じるそうです。
そして介護施設などでもこの電話を設置している機関があります。
その介護施設にお勤めの介護士さんがクタクタになってお越しになりました。
「お疲れ様です」。
災害の2日後、この電話を使って厚労省よりお勤め先の介護施設に電話がかかってきました。
厚労省「そちら、電気はどうですか~」
施設長「どうもこうもない、真っ暗だ」
2日後、”発電車”が1台来たそうです。
車両は”北海道電力”のもので、施設の停電が復旧するまで施設に張り付き、照明程度の電力を供給してくれるらしいのです。
しかし、その間の運転手さんは車両泊だそうです。
国から言われれば、何でもしなくてはいけない関係性なのでしょう。
その翌日また厚労省より電話がかかってきました。
厚労省「お風呂はどうですか~」
施設長「どうもこうもない、誰も風呂に入れてない」
その日の午後、さっきの電話から4時間後に、また厚労省より電話がかかってきました。
厚労省「その後、お風呂はどうなりました~」
施設長「そんな短時間で事態が変わるわけないだろ」
厚労省「だったら自衛隊のお風呂を届けましょうか~」
施設長「うちの利用者さんは、自分で風呂の縁をまたいで風呂に入れる人なんて一人もいね~よ!!」
施設長は怒鳴りつけて電話を切ったそうです。
施設長かっこいい!
しかし状況は変わらず…お疲れ様です…