個性的なおばさん、理由はプロ意識!

わたくしもおかげさまで、55歳というホームランを打ちそうな年齢になりました。
そんな私が2歳年上のお客様をつかまえて”おばさん”とお呼びするのは大変失礼なのですが、その方が表現が伝わる気がしまして(^^ゞ

茂原市内の、利用者の多い大きな介護施設の調理師さんなのですが、調理は殆ど一人でやっているそうです。
昼食・夕食と翌朝食の仕込みまで、合計500食!!
お米を二つの釜で5K炊くのですが、二つのお釜に片手づつ入れて、両手でお米を研ぐのだそうですよ。
「上には上がいる」ということわざがありますが、彼女より少し下の働きっぷりの人を私は知りません。
ダントツなのです。

2週に1度位のペースで楽楽屋にお越しになる彼女の身体は、当然ガチガチです。
「カイロプラクティックをずうっと探していて、あっちこっち行ったけど、カイロって書いてあってもただ揉むだけの整体院ばっかりだったのよ」。
そうおっしゃる彼女と2年程のお付き合いになりますが、すごく長い髪を赤色に染めて、個性的な人だなと感じておりました。

ある日の施術中に職場の衛生についてのお話になり、調理師を30年やってきた彼女にとってのポリシーを語ってくださいました。

「”女の髪の毛は絶対に抜ける”これはどんなに注意しても起こることです。
調理師として自分で注意しなければいけないので、私は髪の毛をがっちりと1本に縛るために長くしている。
そして万が一食事の中に髪の毛が入っていた時に、自分の物かどうか判断しやすいように赤色に染めています」。
とおっしゃるのです。
勿論、1本にガッチリと縛った長い髪の毛を、更に束ねて帽子にしまっているそうですが、注意には注意を重ねているのですね。
職人さんですね!

職人気質の人は職人気質の人を感じ合い、尊敬し合います。
私も身だしなみから見直さないと(汗
茂原市のさくら
右の画像は茂原市内の遊歩道で、比較的早く咲くソメイヨシノの蕾です。
3月19日現在の状態で少し膨らんできたように思います。

 

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