東京から引っ越してきた健脚な85歳さん
ご紹介で茂原市内よりお越しの85歳の女性。
首と腰に痛みを感じていて、毎朝のウォーキングも少し辛くなってきたそうです。
物静かな女性で、整体施術による圧痛や圧迫痛も「気持ちが良い」とおっしゃって動じません。
少し強めの圧がちょうど良いらしいです。
小柄なこともあり、カイロプラクティック用の施術台の上で、身体の向きを変える時も、とても身軽です。
2度目、3度目と施術を続けて行くと気心が知れて来て、世間話や体験談などを聞かせてくれます。
子供達も巣立って一人暮らしになったので、東京から身内がいる地元の茂原市に戻って来たそうです。
「65年ぶりに茂原に来たけど変わってない」茂原は進歩がないらしいです。
この土地に60年住む私もそう思います。
変わったのは茂原駅と保線だけです。
ウォーキング中や、食品スーパーでの買い物の際、自分と同年代位の女性が、前かがみで膝が外を向いてO脚ガニ股で歩いている事に驚いておりました。
「何であんなになるのかしら、東京にはあんな人はいないわよ」だそうです。
東京は徒歩圏内に何でも揃っている。
無ければ電車で隣の町に行けばよい。
歩いて電車に乗ってまた歩く。
今でも時々東京に遊びに行くと「2万歩」くらい歩いちゃうそうです。
車社会の長生広域は生活環境が違います。
茂原市近郊では、家族の中で働き盛りの人数分だけ、車が所有されています。
そのため確かに何処に行くのも車です、じゃないと無理です。
そう思いこんでいるのかもしれないけど!
車社会だけが原因ではなくて、広い庭の草取りや耕地の作業など、東京の主婦があまりやらない事を毎日やっている事も、脚を悪くする原因かもしれません。
ここで、私の意見なのですが「双方の生活環境の違い」だけが原因とも思えません。
私が治療を請け負う患者さんは、基本的に地元の方が多いです。
ただし茂原市近郊の長生郡内だけではなくて、あすみが丘とか千葉市からお越しの方も多いため、「茂原と東京の違い」と言うお話にもならないのですが。
いろいろな環境で生活をされている人がいます。
脚が痛くなる過程として私が患者さんから知り得た経験です!
50歳代、60歳代の頃から膝に違和感を感じ、やがてそれが痛みになり、早々に正座が出来なくなってしまう人がいます。
正座が出来ないと言うよりも、正座をしない!
姿勢が前かがみで膝が外を向いて脚が痛い80歳さんは「私は60歳から正座をしていないです」と言う方が殆どなのです。
そして、しゃがめないからしゃがまない。
「ミレーの落穂拾い」の姿勢で草取りをします。
前に深くかがむから、膝は外を向くしかないのです。
いつも「もう少し早く出合っていれば、このような脚にならなかったのに」と思います。
変形性膝関節症で人工関節の手術を受けても、痛みはとれませんよ!
50歳、60歳の脚に違和感を抱く皆様、楽楽屋では生活習慣とストレッチの提案をします。
『予防医療』はお金がかかりません。
ご相談ください 0475-22-7147
下の画像は、上が7月の中旬の九十九里海岸で、下が7月下旬の同じ海岸です。
大潮の強い潮流が砂浜に当たり、砂がえぐられます。
そして潮流が弱い潮周りに元に戻されます。
これが大潮と小潮の2周おきに繰り返され、時間をかけて徐々に海岸の形状を変えて行きます。
人の身体も調子の良い人悪い日が交互に訪れ、徐々に可動域が狭くなって、その可動域を超える動きで痛みを感じてしまいます。