過剰な反り腰さんの腰痛治療
反り腰さんは多いです。
生活の欧米化が原因ではないかと私なりに思っています。
生活の欧米化と言うか、欧米化された生活の中で産まれ育った人達が、現在働き盛り世代なんですよ。
ベッドと洋式トイレが腰を反らせ、足首の柔軟さを衰えさせるように思います。
そして頻繁にギックリ腰になったりと、なかなか治らない腰痛に悩まされています。
もしも産まれつき過剰な反り腰さんであったなら、その骨格を調整して身体を柔軟にさせるためには、治療期間が必要です。
幼少期を過ぎ思春期になり、運動能力を進化させる頃になると、身体に痛みや疲労感を感じてくるかもしれません。
思春期から成人になると身体の姿勢を気にするようになります。
反り腰さんは腰が反っている分、背中の肩甲骨周辺が前屈みに見えてしまい、それを修正しようとして背中まで反らすような生活を心がけてしまいます。
特に女性は椅子に座ってPC作業の際、お尻から肩まで力を入れて美姿勢を保とうとされているようです。
そのためか30歳代40歳代の反り腰さんが多いです。
楽楽屋では身体を検査する時に、「肛門を軽く絞めて恥骨を前に突き出す」ようお願いしています。
この行為が出来る人と出来ない人がいます。
出来る人はおそらく「生まれつきの過剰な反り腰さんではない」ように思います。
出来ない人は”骨盤への力の入れ方”が理解できない程、骨盤内の機能が硬くなっているように感じます。
「肛門を軽く絞めて恥骨を前に突き出す」行為は『骨盤を後傾』させる形になります。
反り腰さんの原因の多くは、「骨盤の過剰な前傾」です。
自ら「肛門を軽く絞めて恥骨を前に突き出す」行為が出来る人であれば、その状態を温存していくことで見た目は変わりますし、腰痛も軽減できます。
もちろん長い期間反り腰さんだったので、下肢やお尻周辺の疲労は否めません、腰部が反っていたため圧迫もあります。
手技療法と並行して生活習慣を見直していくことをお勧めします。
そしてそれにより長い腰痛や背中の張りから解放された方は、たくさんいらっしゃいます。
さて問題は「肛門を軽く絞めて恥骨を前に突き出す」という行為が出来ない、力の入れ方がわからない人です。
体重軸がズレているため足元がふらつきます。
放っておくと「腰椎分離症」などの重篤な状態になる可能性があります。
治療期間の中で、骨盤内の機能に可動がつくようになって「肛門を軽く絞めて恥骨を前に突き出す」ことが出来るようになってくると、背中の張りも楽になってきます。
治療期間はかかりますが良くなっている人はいらっしゃいますよ。
カイロプラクティックによる正しい骨盤調整で、可動域も広がり生活が楽になります。
ご相談ください 0475-22-7147