患者様からの言葉、カイロって身体を回るのですか?
”「忙しい」を言い訳にしてはいけない”と新聞か何かで読んだことがあります。
師走を迎えました、忙しいです。
「過去にこんなに所用が多く、多忙な11月があったかな」と思う程自分の時間が設けられません。
インターネットの普及で、年々ご利用頂くお客様の数も増えております、ありがとうございます。
そして、今まで80歳以上のご高齢の方の施術をひかえておりましたが、楽楽屋の整体施術を受けたご家族様より「母の腰を診て下さい」との要望を多く頂き、2012年頃より受け入れ態勢を築いて参りました。
巾の広い施術用テーブルを導入し、骨格にこだわらず筋膜・肋間施術を充実させ、「おかげさまで20分くらいは歩いてますよ」などの言葉をいただいております。
先日、茂原市内在住の79歳の女性、Y様がお越しになりました。
私の顔を穴のあくほど覗き込んでおります。
“品定め”ですね。
いいんです、よくあることなので慣れています(^^ゞ
しかし施術を初め20分程経過した頃、おそらくYさんの抱いていた「不安」が無くなって来た様子で、掛け合いのように言葉が出て来ました。
Yさん「ここは場所が分かりずらい、もっと広い所で商売したらいいじゃない、そうすればもっと早く来れたのに」とのお言葉!
私 「でも今ここに居て施術を受けてるじゃないですか(笑」
Yさん「そうねぇ」
これだけでなんとなく信頼関係のようなものが構築された気がします。
Yさん「カイロって、先生の手からの熱が私の身体を回るのですか?電気の回路(カイロ)のように?」
私「…?? いえカイロとは背骨の矯正のことですよ」
Yさん「そうなの~身体中が暖かくなってすご~く気持ち良い」
背中が強張り血行が悪かったのでしょう、「施術を受けると身体が暖まる」と、よく言われます。
施術が終わり次回の予約を「明日」というので、「それは早すぎます」。
施術によるストレスと身体の治癒力についてお話をして3日後の予約で承知していただきました。
楽楽屋にお越しの前に鍼灸の治療を何と9日連続で受けたそうです。
鍼灸がそんなに連続して施術してよいものなのかは私には分かりませんが、心ある施術者ならば毎日の施術はひかえさせるべきだと思います、79歳だし。
Yさん「何か鍼は効いてんだか何だかわからない、気持ちよくもないし」、だそうです。
ご存じの方も多いと思いますが、手技療法の「カイロ」はカイロプラクティック(脊柱矯正治療法)を簡易的に呼んでいるものです。
しかし初めてカイロオステという施術を受けた方にとってそんな事はわかりませんね。
「身体の中を巡る回路」、血行が促進されエネルギーが充填され、歩こう、動こうという気持ちを起させる!
ある意味、的を得ているように思います。