テレビの健康番組とデリカシー

 なにげなく放送されているテレビ番組の話です。茂原市民体育館の千葉テレビ

我が家はお行儀が悪いため晩御飯の時間には必ずテレビがついています。

特に見たい訳でもないのですが、無いと無音になってしまい寂しいのでつけている、という状態です。

ちなみに小夏(ゴールデンレトリーバー)はテレビ大好きで、毎晩夢中で観ております(笑

右の画像は茂原市民体育館に来ていた千葉テレビの中継車です、全く関係ありません、イメージです(汗

 やはり仕事がら成人病予防のテーマだったり、健康番組などの放送があれば必然的にそのチャンネルを選びます。

そしてあまり興味を引く内容で無かったりすると、そのまま何となくそのチャンネルのまま観ているとも観ていないとも、といった感じになってしまいます。

 しかしこれが人によってはすごく興味を引く番組である場合があるのです。

 楽楽屋に坐骨神経痛でお越しの、68歳の女性のお客様のおはなしです。

 先日テレビで股関節の体操を放送していて、73歳の女性がその体操をやっていたそうです。

なのに73歳の人ができる体操が5歳も若い自分にできない事にすごくショックを受けたということです。

更にテレビの73歳の女性は、大股で毎日30分歩いていると言っていたけど、自分は大股どころか買い物くらいしか歩いていない、歩けない。

そこに強い不安を抱いてしまったそうです。

 ついこの間まで社会とかかわり、まだまだ現役のつもりでいる年齢です。

頭と身体がかみ合わない事実を突き付けられた形になってしまいました。

 そして悩み混んでしまい、あちこちの整形外科を回り歩き楽楽屋にお越しになりました。

 その方のお顔を拝見した瞬間から私に不安がよぎり、そしてそれが的中してしまいました。

バッグから出てきたお薬手帳は抗うつ剤の「お手盛り」です。

そうです、今の時代は整形外科でうつ病の薬を処方するのです。

薬の知識の無い患者様からすれば「油断も隙もあったもんじゃありません」。

 視聴率を上げるために、視聴者が気にしている身体の情報を放送することは決して悪い事でも不謹慎な事でも無いと思います。

しかし人によっては受け止め方が違う場合があるんですね。

テレビ位しか楽しみが無い人が、テレビで放送している内容を「素直」に受け止めてしまった結果です。

素直な人、人を疑わない人が「振りこめ詐欺」などの被害にあっています。

どんな風に世渡りをしていったら良いのでしょうか。

誰に文句も言えず悶々とした気分になってしまいます。

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