歯周病と全身の恐い病気
テレビなどでよく耳にするプラ―クコントロール(歯垢予防)。
何となく聞き覚えのある名前ですが、あまり気にしていない方が多いのではないでしょうか!
歯周病!歯ぐきが痩せていって歯が抜け落ちてしまうシーンを、模型を使ったコマーシャルで見た事がありますね。
歯と歯ぐきの病気であろうと私も思っておりました。
ところがこの歯周病が、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす要因である事がわかってきたそうです。
心筋梗塞は、動脈硬化によって血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまって心筋に血液が送れなくなり死に至ることもある病気です。
では心筋梗塞の原因である動脈硬化症とは、バランスの悪い食生活や運動不足、ストレスによる睡眠不足、メタボリックシンドロームなどの生活習慣が主な要因とされています。
そして動脈硬化症の要因の一つに、歯周病が新たにエントリーされたそうです。
歯周病菌の刺激を受けて、血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が出来ます、そしてプラークが大きくなり剥がれて血の塊として血管内で詰まってしまうのです。
血管内の血の塊やプラ―クが脳や心筋で詰まることで、梗塞を引き起こすそうです。
歯周病の人はそうでない人の3倍近く、脳梗塞になり易いと言われています。
血圧、コレステロール、中性脂肪が高い方は、動脈硬化予防のためにも歯周病の予防は大切ですね。