コロナウィルスの陽性から回復した患者さんにお話を伺いました

ウィルスに感染したこと、そして保健所の指示のもとに特定の期間隔離され、陰性になり治療が終了したことを証明する書類を見せてくれました。

「私はこれを持ち歩いてます、人のためになるなら何でも話します、質問してください」。

茂原市を含む長生郡にお住まいの50歳代の女性です。

職場の人が体調不良でPCR検査を受けて陽性となったため、濃厚接触者として検査を受けたら、陽性と判明したそうです。

実はPCR検査を受ける前から、何となく体がダルくて重い感じがして、関節が少し痛くて「夏風邪をひいたかな」と思っていたそうです。

保健所からパルスオキシメーターが届き、毎日経過観察の電話がかかってきます。

高齢者の義父義母と同居しているため、ホテルでの待機を希望していたところ、突然電話で「明日から成田のホテルに入れます」と連絡を受け、言われた通りの物を準備してバタバタで支度をしました。

「私は軽症であったため自分で自分の支度ができたけど、もっと熱のある状態ではそうは行かなかったと思います」。

翌日、送迎の車が来て、成田の指定されたホテルにもう1名の患者さんと向かいます。

当然、車中は無言、お互いを詮索しない暗黙のルールがそこにあったそうです。


ホテルに監禁されて一番困ったことは、下着が無いと言うか足りない、足りなくなる。

コインランドリーは使わせてもらえず、自分でお風呂場で洗濯したけれど、窓の開けられない室内では全く乾かないそうです。

4日の監禁で陰性になりホテルを出る段階で、最終的に自分が使った下着、タオル、ホテルのシーツ、毛布、などを全て用意されたゴミバックに入れて処分。

このゴミバックは1度閉じたら、2度と開かないそうです。

今回の経験で「人生は何があるか分からないので、捨てても良い衣類やタオル、下着類を今後は絶対に捨てないです」と一番困った事をお話くださいました。

熱のピークは37.8度、ダルさと関節の軽い痛み程度の症状で済み、味覚も嗅覚も問題なく、食事や入浴、睡眠も普通にできたそうです。

働き者の彼女は、時間の潰し方が分からず苦労したようです。


これは余談ですがホテルから帰る時のエピソードです。

ホテルに入る時は送迎してくれたけれど、帰りは健常者なので送迎はありません。

そのため成田からタクシーと電車で帰るのですが、ここで悩みました。

ホテルに入る時は凄く暑い日が続いていたため、真夏の服装で行きました。

しかし帰りは雨が続き肌寒い日です、皆上着を着ているような日です。

成田から真夏の服装で大きいキャリーバッグを引いて、タクシーから降りるって、緊急事態宣言を無視した浮かれた旅行客じゃん!!

と言うことに気付いたのです。

さすがにそうは行かず、勤務中のご主人に相談して迎えに来て頂いたそうです。

軽症で良かったですね。

基礎疾患も無く、程々の体力を維持出来ていれば軽症で治まるのかな?

いろいろ考えさせられました。

ウィルスから回復したけれど、後遺症が残っている人の報道を耳にします。茂原市のJR外房線沿いのリコリス

やる気が出ず、ダルい状態が続くなどの症状もあるようです。

ウィルスに感染し社会から遠ざけられた事にショックを受け、自律神経が乱れてしまっている事も考えられます。

整体などの手技療法もお役にたてるかな、と少し思います。

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