趣味を極めて人生談義
秋本番となりました、キノコも美味しいです!
千葉県茂原市は、台風18号の通過以後ずっと九十九里浜からの北東風が吹き続いております、涼しいです、寒いです。
年間で1番の高水温期、サーフの投げ釣りも盛んになる筈なのですが、沖からの風向きになるため波が高く釣りができません。
暑すぎた夏の後は何故かこうなるパターンが多いです、そのうち季節はめぐり、緯度の高い九十九里浜はさっさと水温が下がってしまい、せっかく接岸していた魚達は深い場所へと落ちていってしまいます。
まあ自然には逆らえないので仕方がありません。
水温が下がったら下がったで良いのです。
私の求めるメジナ釣りの季節がスタートするのですから♪
私はこのメジナ釣りを通してたくさんの人達と出会ってまいりました。
この種目は知る人ぞ知る、ハマる人ぞハマる釣技です。
魚の名前は聞いた事があっても、その釣りのスタイルなどを知る人は極めて少ないと思うし、逆に理解して頂こうとも思いません、いいんです(笑
ただメジナ釣り人口が少ないだけに、知り合った人達との交流は思い深いものがあります。
誰よりも先に良い場所(釣り座)を取ろうとする人、人の荷物も自分の荷物も一生懸命運ぶ人、人の危険を察知して大声で注意する人(注意出来る人)、人が釣って誉める人、悔しがる人、釣れなくてイライラしてる人・・・・。
「人のふり見て我がふり直せ」と呪文のように自問自答しておりました、もちろん私も勝負師として磯に立っていたわけですから、悪い自分もありました、あったはずです。
男社会、競い合ってなんぼですもんね、あいつには勝たないと!!
しかし年齢と経験と共に48歳頃からようやく「釣果は二の次、楽しいが一番」と考えるようになりグッと楽になってきました、もう争う必要はありません。
そんなある日、ゴルフが大好きな旧友と食事をした時に生まれた会話です。
ゴルフは仲間を、あるいは摂待等も含め同行者を事前に募ってから出かけていくものです。
もちろん釣りも同じなのですが、仲間や同行者と知り合うまでの過程がまったく違うのです。
何を言っているかというと、ゴルフは誘いあう人達の社会的立場や自分との階級の差などを承知してから、「ゴルフ仲間」とか「時々一緒にゴルフに行く人」となるわけですが。
メジナ釣りは人口が少ないために社会の環境の中で誰がメジナ釣りをする人か、などとはわからないため、最初に知り合った場所がフィールドなのです。
もしかしたら社長さんやとても偉い立場の人かも知れない方々と、命を預け合って釣り場で1日遊ぶのです。
立ち場など関係なしに、私の方が釣り経験が豊富であれば手ほどきまでしてしまいます。
帰りに感謝され再会を祈念する、紳士な勝負仲間の誕生です。
ゴルフは社会的立場が優先してから、相手のゴルフ技術を探り合う。
釣りは釣技や釣り場での態度が最優先で、この時点で相手の社会的立場など関係なしに、今後付き合っていけるかどうか決定できてしまいます。
人間性がハッキリと見えてしまうのです。
ゴルフを否定しているわけではありませんのでご了承を、ゴルフ好きの友人との会話です(汗
釣りという趣味に出会えた事に感謝しております。