1年と4ヶ月の「付け焼刃」やはり撃沈

 台風18号が過ぎて1週間、私達の住む茂原市ではあまり被害の報告を聞いていなかったのですが、勝浦、鴨川方面は停電が続いたり、屋根が飛んだりで大変だったようです。
お見舞い申し上げます。

19号も13・14日に関東を通過するそうです、全国に被害がありませんように窶シ

さて ”50歳の手習い”で始めた書道です。
祭姪文稿と高野切れ
小学生依頼の慣れない筆に悪戦苦闘しながら、1年目で1級を取得出来ました。

しかしこれがイケなかったのです。

次に狙うのは当然「初段様」です。

10級から順当に昇級して来た私は、9月に提出する昇段試験の課題を書き上げ、欲を出して「かなの書」に手を出し2頭を追ってしまいました。

1級迄は「一生懸命」さ、で取得できたという事に気づかず調子に乗ってしまいました。

段を取得すると言う事は、簡単なことではないのです!

さすが、その道の審査員の方々ですね、「公正」です。

柔道の世界大会の審査員とは違います。

 見事に撃沈したその日、四段に昇段された方と教室でご一緒させて頂きました。

ご自分の実力を謙遜されて”かっこいい”のです。

2年目で2段を取得され、私達のお世話になっている書道教室でトップのスピードで昇ってこられました。

更にお話しを伺うと、書の古典や辞書から字を調べ、先生から手本をいただかずに、ご自分なりの解釈で課題を書き上げているそうです。

もちろん私も、「そうした方が自分の為になるし字を覚えられますョ」と先生に初期の頃からずっと言われてきました。

しかしそこまでの器量というか、執着というか、真面目さというか、追及と申しますか…出来なかったのです。

私のレベルで書きやすい書体で書いてくださった「お手本」を頂き、それに”猿真似”するごとく稽古してきました。

決して間違った事では無いのですが、段を取得する器量としては、物足りなかったのです。

 思い起こせば、カイロオステ技法を学び始めた頃、30人いた受講生たちが3年目の卒業証書授与の段階で7人になっておりました。

カイロオステ技法は患者さんの身体第一主義の技であるため、施術者の行動(可動範囲)を制限されています。

それはオーバーアクションでの事故を防ぐためであって、その小さい可動範囲での施術を成り立たせるためには、日頃からの筋肉トレーニングによる施術者の身体作りが絶対条件です。

けっこうシンドイこのモーションは若かったから続けられた事もありますが、身体をこわした自分が、仕事として他に生きて行く術がなく、必死だったのです。

それと比較すると、たしかに書道に於いて崖っぷちに立っている訳でも、やらなければならないわけでもありません。

比べることではないですが、私の性格上始めたからには”物にしないと”気が済まないんですね、きっと!

 書道、道です。

中国4千年の歴史に触れるのです、それを1年4ヶ月でちょいと昇ろうなんてそうはいきませんね。

さて、来春の昇段試験に向け気張りましょう。

私の所属している書道芸術院の階級は、

1級→特級→優級→秀級→初段 と段階が多いのです(>_<)

現在の私の成績は漢字の部で秀級です、初段様をロックオンしております。

「かなの書」も続けます、2頭追います、しつこいのです私は(笑

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